鬼龍院翔

【ゴールデンボンバー】鬼龍院翔:読売新聞のインタビューがYOMIURI ONLINEで読めます




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読売新聞夕刊に掲載された鬼龍院さんのインタビュー記事が、YOMIURI ONLINEに写真入りでアップされています。無料で読めます。

 

ビジュアル系バンド、様式崩す : カルチャー : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
2015年06月23日 08時20分
男性が独特のメイクや衣装で耽美たんび的な世界を表現するビジュアル系バンドは、熱心な女性ファンに支えられる特殊なジャンルと思われがちだ。
ゴールデンボンバーの活躍で、その枠からはみ出す異色派が登場してきた。
ゴールデンボンバー 鬼龍院翔…常識の破壊を持ち味に
楽器を演奏しない「エアバンド」であり、過激なパフォーマンスや、ペンキまみれになるネタで男前を台無しにする。ゴールデンボンバーは、様式美や常識の破壊を持ち味としながら、一般ファンも確実にとりこんできた。
ボーカルの鬼龍院翔=写真=は、吉本興業の養成所出身。NHK紅白歌合戦に3年連続出場する柔軟さも持ち合わせるのは、「下ネタやってるなら、一生テレビには出られないよと教えられたんです」。
「氣志團万博」では綿菓子製造器に頭を突っ込んで、主催者である氣志團をまねたリーゼントスタイルを作り上げ、「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」では仮設トイレの行列をネタにして笑わせた。バンドマンとしても「他のお客さんをとりこにする弱肉強食の精神を忘れちゃいけない」。
CDの販売方法やランキングのあり方にも問題を提起する。昨年8月発売の「ローラの傷だらけ」は、ジャケット写真なし特典なしという形態で発売した。現在30歳の鬼龍院は、CDバブルに沸いた90年代の音楽で育ってきた。「ランキングをワクワクして予想していた。CDが売れなくなった今、特典合戦になって残念。音楽と特典を切り離して見てほしかった」と語る。
ランキングに疑問を感じたのは、2013年のシングルで初の1位になった時だった。鬼龍院の発案ではなかったが、同作には握手会参加券がついていた。「僕が売ったのはCDだったのだろうか、と喜べなかった。音楽を聴くのに、3枚買う必要はないんです」
5月に発売した新曲「死んだ妻に似ている」は、鬼龍院のほか、3人のメンバーも同じ曲を歌う4タイプのCDを販売した。それぞれに各メンバーの体臭付きカードも封入。ファンが楽しめるならと柔軟に対応しつつ、メンバーごとの売り上げの差が明白になるのを避けるため、CD付きの雑貨として販売した。ランキングに載らない物足りなさは「全くない」という。
ビジュアル系バンドとして活動する理由には、GACKTなどに憧れ、ファンとして大好きという前提がある。一方で、スタイルが確立した様式美を崩す面白さも狙っている。
「ビジュアル系の音楽を愛してると言うファンもいるけど、無理して分かった気にならなくていい。僕らの存在だったら『顔が好き』でいいんだって思える」。そう話す一方で、曲も詞もこだわって作り込む。3年ぶりのアルバムは「ノーミュージック・ノーウエポン」。中身には自身のコンプレックスや周囲との闘いが詰まっている。
最上川司…派手な衣装のまま演歌へ
まるで、戦国アクションゲームから飛び出してきたようないでたち。ビジュアル系演歌歌手、最上川司もがみがわつかさ=写真=が10日、自作曲「まつぽいよ」(ユニバーサル)でソロデビューした。
ビジュアル系バンド、MICRO HEAD 4N’S (マイクロヘッドフォンズ)のドラマー、TSUKASAとして活動中だが、父親の影響で3歳から親しんできた演歌への思いを打ち明けると、メンバーもファンたちも背中を押してくれたという。
デビュー曲は、望郷演歌。「まぶしい」という意味の東北の方言「まつぽい」で、古里の人々や景色をいとおしく思う気持ちを表現した。サビは「まーつぽい ぽいぽいぽい」とリズミカルで、聴き手との掛け合いや振り付けも楽しい。「お子様からお年寄りまで、『ぽいぽい』してほしいですね」
「孫」で有名な大泉逸郎と同じ山形県河北町出身。「ビジュアル系の誇り」としてこだわる派手な衣装と、なまりの残るほのぼのとしたしゃべり方のギャップが印象的だ。「東京出身と称して、しゃべらないキャラクターだった時もあるので、これからは山形出身と胸を張って言いたい」
Jin-Machine…お笑い要素とのギャップ
「前の車止まりなさい! おい止まれ止まれ」――。テレビの警察ドキュメンタリーを模写するような「警察24時」を歌うのは、仙台市を拠点に活動する5人組、Jin―Machineだ。
ゴールデンボンバーとは共演経験もあり、仲が良い。「俺らの方が人気だった時期もあった。鬼龍院より面白いことを考えられる自信がある」と、ボーカルのfeaturing 16(フューチャリング・イチロー)は話す。
「マグロに賭けた男たち」ではライブ中、マグロのぬいぐるみが飛び交う。イチローは「自分が好きなことを曲にしている。元々芸人なんで、最初からマジメな歌は作らない」と言う。ギターの「マジョリカ・マジョルカ・マジカル☆ひもり」は、「愛や恋を歌うと逆に面白くなる」と続ける。
2010年に現体制となり、「V―ROCK FESTIVAL」にも出演。ビジュアル系とお笑い要素のギャップの面白さを狙うが、イチローは「お茶の間でも笑ってもらったり、いい曲と言ってもらったりしたい」。ひもりも「ビジュアル系という狭い世界にも、普通の人にも通用することを見せたい」と話す。
「警察24時」などを収録した最新アルバム「種まき蔵ぞう」は、ヤマハから発売中。
ジャンルではない融合体
ビジュアル系を専門に情報発信する会社「JVK」会長で、外国に日本文化を紹介する観光庁の「VISIT JAPAN大使」も務める星子誠一氏は、「ビジュアル系は音楽のジャンルじゃない。ハード系もあればポップス系も歌謡曲もある。それが全部融合し、日本独自の音になっている。演歌があっても全然おかしくない」と話す。
演奏をしないバンドというゴールデンボンバーの登場には、突然変異と驚いたという。「でも、演奏できないものがビジュアル系じゃないという定義もない。ビジュアル系の枠の中でやったら面白いということに徹底して取り組んだ彼らだが、色んなバンドのライブに行き、『僕ら演奏できないけど大好きです。ビジュアル系と言わせてもらってすみません』と、謙虚な一面もある」と評価する。
(清川仁)
2015年06月23日 08時20分 Copyright コピーライトマーク The Yomiuri Shimbun
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【画像】鬼龍院翔インタビュー掲載!6/12(金)「読売新聞・夕刊」※画像追加

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