【ユークリ】ゴールデンボンバーを育てた!木村敏彦CEOのインタビューが読める冊子が無料で配布中!

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音楽業界を目指したい!働きたい!どんな仕事があるの??そんな人にぜひ読んでほしい冊子が、NEXUSのウェブサイトで無料配布中だ(PDFフォーマットでダウンロード可能)!
ゴールデンボンバーの所属事務所CEOの木村敏彦さんのインタビューもあるそうです。


「感動を“もらう”側から“つくる”側へ」NEXUSからの無料冊子を手に入れて音楽業界に飛び込もう
BARKS 5月27日(火)12時2分配信
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「感動を“もらう”側から“つくる”側へ」NEXUSからの無料冊子を手に入れて音楽業界に飛び込もう
音楽ファンなら一度は「音楽業界で働きたい」と思ったことはあるはず。アーティスト、ミュージシャンになりたいなら、ストリートライブやライブハウス出演、コンテストやオーディションといった道があるのはなんとなくわかる。一方、スタッフとして大好きな音楽に関わりたいという人にとっては、その道程はイメージしにくいものだ。
「どうやれば音楽業界で働けるの?」
「不況と言われてる音楽業界で、求人はあるの?」
「その前に仕事の内容があまりよくわからない!」
そんな人にぜひ読んでほしい冊子が、NEXUSのウェブサイトで無料配布中だ(PDFフォーマットでダウンロード可能)。タイトルは「NEXT MUSIC BUSINESS」。表紙に並ぶのはこんなキャッチフレーズだ。
・あなたも一緒に感動を創りませんか?
・感動を“もらう側”から“つくる”側へ
・次世代音楽エンタテインメント業界への道
・求む! 未来のプロデューサー!
これらのフレーズにピンと来た人、音楽業界の仕事に興味がわいたという人のために、本冊子の内容を紹介しよう。
ちなみに、この冊子を作成した日本音楽制作者連盟は、日本の200を超える音楽プロダクションで構成される一般社団法人で、まさに音楽エンタテインメント業界の中心、現場で活躍している人達が会員となっている。冊子の裏表紙には「アーティストの権利を守り、アーティストとともに音楽を創り、音楽を通じて豊かな社会を目指します。」と宣言している。
■「音楽不況」ってほんと?
音楽業界で働きたいけど、今って「音楽不況」なんでしょう?
そんな言葉がよく聞かれる昨今だが、「NEXT MUSIC BUSINESS」によれば、「現在音楽エンタテインメント業界は『次の時代』に入っている」という(冊子タイトルもここから)。レコードビジネス主体からライブビジネス主体に移行し、その市場規模は実は年々右肩が上がり。プロダクションビジネスは無限の広がりを秘めている。そんな状況だから、新しい人材が求められているのだ。
また、音楽は音楽業界だけのものではない。レコード業界はもちろん、通信業界(情報通信、音楽配信など)、放送業界(テレビ、ラジオなど)、映像産業(映画、DVD/ブルーレイなど)、電気/電子業界(携帯プレイヤー、オーディオシステム、スマートフォン、コンピューターソフトなど)、広告業界(イベント、CMなど)、楽器業界、記録メディア業界……。これら多くの業界が音楽なしでは成り立たないのだ。そう考えれば、「音楽不況」という言葉に惑わされすぎる必要はないとわかるはず。
「何かに感動したとき、それを誰かに伝えたいと思ったことはありますか? そんなことを思ったことが一度でもあるならば、あなたは音楽エンタテインメント業界に適した人材といえるのです。」--そんな言葉に勇気づけられたなら、この先をチェックしていくことにしよう。
■音楽プロダクション、コンサート制作の仕事を知ろう!
「NEXT MUSIC BUSINESS」で紹介されている音楽業界の仕事は大きく分けて、「音楽プロダクション」と「コンサート制作」の2つ。たとえば、音楽プロダクションの仕事なら、アーティストのマネージャー、スケジュール管理といった業務内容がまず思い浮かぶだろうが、戦略やプロモーションはじめほかにも多くの仕事がある。ここでいくつかピックアップしてみよう。
・原盤制作・レーベル運営
以前はレコード会社が行うのが基本だったが、現在は音源制作に関する企画、ディレクションからパッケージ販売、予算管理などまで、プロダクションが自ら行うことも多い。
・マーチャンダイジング
いわゆる“物販”のこと。NEXT MUSIC BUSINESSにおける重要な業務のひとつであり、ユーザーをワクワクさせるアイテムを考えるエキサイティングなセクションでもある。
・著作権管理
いわゆる“権利ビジネス”。プロダクション運営上の大切なセクションであるのはもちろん、アーティストとともに創り上げた大切な音楽を守る意味でも、きわめて重要な業務。
・ヴィジュアル制作
今の音楽に欠かせないのが“視覚的要素”。MVはもちろん、コンサートでも映像は大きな位置を占めるし、最近ではYouTubeやニコニコ動画を活用した戦略も功を奏している。
・FC運営
いわゆる“ファンクラブ業務”。会報誌の制作、チケット優先予約をはじめ、会員限定の様々なコンテンツを用意し、ユーザーに楽しんでもらうことが求められるセクション。
・サイト運営
以前はホームページとブログの管理がメインだったが、SNS 時代に突入して以降は、Twitter、Facebookなどを駆使した情報発信がきわめて重要。無限大の拡散力を発揮する。
これらはほんの一部だが、「こんな仕事もあるの!?」と驚いた人も多いだろう。このほか、おもしろいところでは、アーティストの得意分野や個性を見極め、音楽以外で活躍できる分野を開拓してくといった業務も含まれる。まさに、音楽プロダクションの業務内容は多岐にわたるのだが、それはコンサート制作の現場でも同様だ。
■給料は? 休める? こんな自分でも大丈夫?
仕事の内容がわかったところで、さらなる疑問がわいてきた人もいるはず。それには「音楽業界なんでもQ&A」が答えくれる。
Q. 給料はいいですか?
Q. 夜はプレイベートの時間は作れますか? 休日は休める?
Q. やっぱりこきつかわれるんですか?
Q. 服装や髪色は自由ですか?
Q. 人見知りが激しいんですが、大丈夫?
Q. 音楽や楽器の専門知識は必要?
答えは「NEXT MUSIC BUSINESS」でチェックを。このほか、あなたが音楽業界の仕事に向いているかどうかをチェックできる「音楽業界適正チャート」も掲載されている。質問にYES/NOで答えるだけで適正がわかるので、ぜひチャレンジしてほしい。
■音楽業界で働いている先輩の声を聞こう!
音楽業界の仕事内容を知るには、実際に働いている人の話を聞くのが一番。「NEXT MUSIC BUSINESS」では、プロデューサー/マネージャーのインタービューを多数掲載。担当しているアーティストの話はもちろん、業界に入った動機や経緯、音楽業界の魅力や、適している人材についてなど、興味深い内容が語られている。登場しているのは以下の8人(敬称略)。
<プロデューサー/マネージャー インタビュー >
・中川悠介(アソビシステム株式会社)
 きゃりーぱみゅぱみゅらを輩出。アソビシステムはCAPSULE、中田ヤスタカ、RAMRIDERらが所属。数多くのイベントのプロデュースも行っている。
・多賀英助(株式会社キティエンターテインメント)
 SCANDALをデビュー当時から支えているマネージャー。キティエンターテインメントは、ミュージシャン、クリエイター、俳優などのマネジメントのほか、音楽、舞台、映画、アニメなどの企画・制作も。
・新子雄太(株式会社GRIP)
 ラウドバンドのSiMのマネージャー。GRIPは、SiM、coldrainが所属するマネージメントでもありレーベルでもある「gil sound works」を運営。
・渡辺“ジュンジュン”淳之介(株式会社つばさプラス)
 アイドルグループBiSを成長させたA&R担当。つばさプラスは、つばさグループとして、川嶋あい、山根康広らが所属。音楽マネージメント、レーベル事業のつばさプラスには、BiSらが所属。
・丸野孝允(株式会社ニュースタイルヴィジョン)
 アーティストマネージメント、レーベル、イベントの企画・制作などを行うエンタテインメント会社の代表取締役社長。九州男、C&K、ハジ→らが所属。
・山崎 学(株式会社ラストラム・ミュージックエンタテインメント)
 ケラケラやCharisma.comらを発掘育成するプロデューサー。ラストラムはSEKAI NO OWARI、ケラケラ、黒木渚らが所属するプロダクションであり、レーベルとしてCharisma.com、平井大らを手がける。
・木村敏彦(有限会社ユークリッド・エージェンシー)
 ゴールデンボンバーを紅白バンドにまで育て上げたCEO。ユークリッド・エージェンシーは、プロダクション、デザイン、映像、出版などを手がける総合音楽会社。

・岩下英明(ライブマスターズ株式会社)
 BUMP OF CHICKEN、サカナクションなど数多くのアーティストのコンサート制作を手がけるライブマスターズの代表取締役。
■音楽業界にはこんな魅力がある! 3人のプロデューサーが語るNEXT MUSIC BUSINESS
これらのインタビューに加え、音楽業界の魅力を語る企画も用意。NEXT MUSIC BUSINESSを支える代表的な職種として、プロダクションとコンサート制作。それぞれの第一人者に、仕事の魅力と醍醐味、求められる人材などを聞いている。
コンサート制作編では、ケツメイシ、ソナーポケット、KARA、The Birthdayなどのコンサート制作を手がける中本あつし氏(株式会社ハンズオン・エンタテインメント)が登場。現場の第一人者として、コンサート制作とはどういうものなのかを解説している。
また、プロダクション編では、第一線を走るプロデューサー3人の対談を掲載。業界入りした経緯から、NEXT MUSIC BUSINESSの魅力、欲しい人材、業界の今後の展望を語っている。
本記事のラストでは特別にこの対談の内容を、まるごとお届けする。
■バックステージに立ってる人間も満足感が得られるんですよ。
池田正義氏 株式会社キューブ
鶴田武志氏 株式会社パワープレイミュージック
野村達矢氏 株式会社ヒップランドミュージックコーポレーション
●音楽業界に入ったきっかけ
――ではまず、音楽業界に入ったいきさつから。
鶴田武志(以下、鶴田) 僕の場合は学生時代からコンサート関係のアルバイトをずっとやっていて、そのまんま入りましたね。最初はマネージメントよりも舞台を制作するほうに興味があって、たまたま福岡のイベンターから声がかかって就職し、4年ほどは一生懸命やっていたんですけど、イベンターという職業はあまり水に合わず。自分でアーティストを持って権利商売をしなければいけないんじゃないかと考え、単身東京に出てきてマネージメントを始めたという形ですね。
野村達矢(以下、野村) 明治大学に入学して、イベントを企画して学園祭でライブをやるプロデュース研究会っていうサークルに入ったんですよ。でも単純に好きなアーティストをブッキングするだけじゃなくて、自分じゃなきゃできない企画がやりたくて。大学3年のときにRCサクセションが好きだったからCHABOさんのソロライブができないかなと思って、事務所に企画書を手紙風にレポート用紙20枚くらい書いて持っていったんです。そしたら興味を示してくれて、じゃあやりましょうと。当日CHABOさんが学校に来たときに「きみが野村くんか。企画書読んだよ、ありがとうね」って握手を求められて、ステージ出たときに「イエー!今日は明治大学の野村くんのおかげでライブができます!」っていってくれて。そのときに初めて、バックステージに立ってる人間も満足感が得られるんだなってわかったんですよ。CHABOさんをステージ袖から見ながら、こういう仕事がしたいな、と思って大学に求人が来ていた渡辺プロダクションを受けたらとんとん拍子に進んだっていう。
いきものがかり、wacci、ザ・マスミサイルらをプロデュース。
www.cubeinc.co.jp
「無から何かを作り出す喜びを味わえるのは、めちゃめちゃ楽しいです。」
池田正義(以下、)池田 自分は超平凡で何のストーリーもないんですけど(笑)、うちの父親が裁判所に勤めてたんですよ。うちテレビがなかったんですね。小学校5年くらいまで。ラジオしかない。ラジオか貸本屋で漫画読むっていうなかで育ったから、父親への反発でこの業界に入ったんだと思います。で、大学4年になって就職するときに、じゃあどこかなって考えて、やっぱりレコード会社か放送局がいいなと思ったんですよ。それでいくつか受けて最初に内定くれたのがキャニオンレコードで、普通に入りました。
鶴田 正直、僕はあまり音楽に興味もなくこの業界に入っちゃってるんですよ。そもそも鹿児島って民放も2局しかないし、ライブハウスもなくてホールで見るコンサートだけ、知ってるのはテレビに出るアーティストだけ。で、福岡のイベンターになったときに初めてライブハウスというものを知って、なんなんだこの世界は、と。それが22才とか。東京に出てきたときも、事務所もないからイベンターやってた当時の知り合いを訪ねていって「机ひとつ貸してもらえませんか?」ってところから始まってる。
●音楽業界の魅力
――この仕事をやってて良かったと思うのは、どんなときでしょう?
野村 目の前にお客さんがいるときですよね。ライブ会場でお客さんがわーってなる瞬間を目の前にしたときのカタルシス。単純に客電をポンと落とした瞬間にそうなるのはすごく気持ちいい。要は、1人の人が喜んでくれるだけでうれしいのに、人の塊が、あるタイミングで一斉にそうなるのはすごく気持ちいいですよ。だんだんその気持ち良さをおぼえてくると、その一歩向こうが見たい、そのアーティストが売れる瞬間を見たい、って踏み込んでいく。わーってなる瞬間を自分がプロデュースすることで仕込んでいって、フタを開けたときにものの見事にそうなってくれてる場面を見るときがすごくうれしいですね。この瞬間でうわーっていわせたい、ここでうわーっていわせたいっていうのがハマるのはすごい快感。目の前にお客さんがいてそれが見えるっていうのが一番楽しい。
―ライブ会場での生の快感に勝るものはない。
野村 CDでいい作品を作ったなっていうのももちろんあるけど、それを買った人が家で聴いてる姿までは見えないじゃないですか。即売とかでCDをうれしそうな顔してお金払って買っていってくれる顔を店頭で見るのも素晴らしいと思うけど、もっとダイレクトにわかるのがライブだから、それを僕らは見れるっていうのはすごいありがたいことだと思いますね。この仕事はつらいこともいっぱいあるし、時間は不規則だし、休みもない。だけど、そういうときは「ああ、やってて良かったなあ」と思いますね。
池田 一言でいうとお金じゃ買えないものを得られるってことですよね。野村さんがおっしゃったライブもそうですけど、僕はレコーディング現場が長かったんで、何もないところから完成させていく過程にずっと立ち会えるっていうのは最高だと思うんですよ。音楽業界はめちゃめちゃ楽しいと思ってるんです、僕は。無から何かを作り出す喜びを味わえる、3分半で人を感動させられる音源を作れるっていうのはすごいことだし、それをゼロからできるっていうのは何ものにもかえがたいですよね。
鶴田 自分で見つけて育てたアーティストが段階を踏んで、少しずつ聴いてくれる人が増えていって、自分で演出したライブで喜んでくれるのが一番うれしいです。アーティストとストイックに喧嘩しながらものを作っていって、なんだかんだあったけどこれだけ入って良かったね、っていう最後の部分、お互い嫌いになりそうだったけど結果オーライか、みたいな。うちのアーティストはステージ上で「こんな豪華なセットなんか作ってもらわなくていい」とかいいますからね(笑)。しかもそれ本心なんですよ。めちゃくちゃいわれる。
――そんなに喧嘩するんですか?
鶴田 喧嘩というより、意見のいい合いはかなりちゃんとしますね。少なくとも3回は「事務所やめる」っていわれました。お互い真剣になると、それくらいにはなりますよ。
――今までで一番感動した瞬間はどんなときですか?
池田 僕は自分の担当しているアーティストが渋公(渋谷公会堂)やったときですね。僕らの世代はエッグマンから道を渡って渋公に行くっていうのがステータスだったんで、渋公のワンマンは本当にうれしかったです。レコード会社時代ですけど、ついにここまで来たか、って泣いちゃいましたね。
野村 一番最近でいえば、去年の某巨大フェスで3日間のうち2日間が自分の担当アーティストがヘッドライナーをとったんですよ。サカナクションとBUMP OF CHICKEN。金曜の夜と土曜の夜に約6万人もの人がメインステージに集まってる光景を2日連続で見たっていうのは、感動っていうより達成感がありましたね。結果としてこういうところまで行けたんだ、って。個別のアーティストではそれぞれありますけどね。
鶴田 初の東京ドームをやる前に大阪城ホールがあって、そこで東京ドームやります、って発表したときですね。そのときは一番感動しました。東京ドーム当日は記憶がないんで(笑)。終わって、気がついたら1人でラーメン食べてました。打ち上げにも出ず。完全燃焼しちゃって。
●音楽業界に欲しい人材
――これからどういう人材に来てほしいですか?
池田 うちの会社は音楽とか俳優とか舞台の制作とかいろんなことをやってるんで、結局は人の組み合わせだなと思うんですよ。「広く浅く」が得意な人と「深く狭く」が得意な人がいるじゃないですか。会社っていうのはその組み合わせだと思うから、極端なほうがいいと思うんです。「俺はこれしかわからないぜ」っていう人と、それを引いて見て「こうしたほうがいいんじゃない?」っていえる客観性も必要だから、自分は何が得意なのかっていうのを考えてみるのも大事だと思います。
野村 やっぱり好き嫌いがはっきりしてて自分の好みがわかってるのは大事だと思うし、それがある人たちはそこから問題意識も持てると思うんですよ。自分の好きな世界に染めていきたいから戦うわけじゃないですか。染めていきたいけど染められない障害がある、それを乗り越えるためにはどんな問題があるのかを明確にして解決する、そこからまた自分のやりたいことを突き進めていくって意識になると思うんですね。だから好き嫌いがはっきりしてて、問題意識を感じられて、それを解決できる人。あと、自分のオリジナリティも必要っていうか。クリエイティブな仕事って、人と同じことをやってたら抜け出られないわけだから、人のやらないことをやりながらも理解してもらうっていう。それは人のやらないことだけをやればいいって話では当然なくて、人のやらないことだけど世の中に認められるっていうところに目を向けなきゃいけない。となると今度は世の中のことをどれだけ知ってるかなんですよね。世の中にちゃんと目を向けていながらも自分の個性を持ってるっていうのはすごい大事。好き嫌いっていう主観的な尺度と、良い悪いっていう客観的な尺度を持ち合わせてるのが大事。感度のいいアンテナと感度のいいセンサー。それを自分のなかでコントロールしながら勉強していくしかない。うちの会社に必要なのはそういう人ですね。
鶴田 マネージメントって仕事はライブもレコーディングもプロモーションもすべてを理解してないとできないもんだし、何も知らずに入ってくる人はそこの壁にぶち当たると思うんですよね。ゼネラリストは全部を把握してないとできないから、10年15年は軽くかかる。だからそのなかのどれかに興味を持って、自分はライブ制作に興味があるならそこから入っていく、好きなものをひとつ決めて入っていくと、レコーディングってこういう世界なんだ、プロモーションってこういうことしていくんだ、ってところから人のつながりを探せるようになると思うんで。ここを中心にやっていきたいっていうのを作って、あとは周りでやってる人たちの背中をちゃんと見れてちゃんと真似ができるってところじゃないかなと思いますね。
池田 最近の若い世代は何に関しても「教えてくれ」っていうのが多いんですよ(笑)。
野村 僕らは教えてもらった記憶がない。自分で見ておぼえていった。確かに、教えてもらおうって姿勢だとこの仕事はたぶんうまくいかない。盗んでやろうって気持ちがないと。先輩たちがやってる仕事を観察して、こういうふうにやればいいんだ、ってやってける人じゃないと難しい。
鶴田 いまだにそうですもん。僕も野村さんがプロデュースしてるライブとか見に行っていつも「くやしいー」と思いながら帰る。そういうのがないと。僕らも背中を見せるからにはこっちにも魅力がないとダメですけどね。
池田 あとすぐにやめないで、最低でも3年やってみたらいいと思うんですけどね。3年続いたら5年やってみて、5年やれたら10年やってみる。根気はすごい大事だなって最近特に思います。ものづくりは根気、粘り強さ。
●音楽業界の展望
――これから音楽業界はどうなっていくでしょうか?
野村 ライブがなくなるってことはないから。音源の伝わり方は様変わりしていって、このあとどうなっていくかはわからないけど、ライブは絶対変わらない。お客さんを目の前にして音楽を奏でられるっていうのは絶対変わらない。そこの部分で僕らが提案したもの、企画したものに、お客さんが感動できるかどうかってところに向かってくと思うんで、そういうところに楽しみが感じられる人が増えるといいなと思いますね。そこに興味があってやりたいと思う人が集まってくればいいと思う。最近多いのはフェス流行りで、FUJI ROCK見て感動したんで自分もフェス企画しました、ってただブッキングのラインナップ書いてある。そんなのは誰でもできるんで、もっと元になる部分に携わって、もうちょっと深くを見てほしい。でもライブであることは間違いないですね。そこが原点。
池田 ものを作るっていうのは面白いですよ。何事にもかえられない面白みで、それが人を感動させられるっていうのはこの業界しかない魅力だと思うんで、音楽業界に入って本当に良かったと思ってます。
鶴田 目線として、裏方の人たちのことももっと見てもらって、「ああ、こんなことやってるんだ」「こういう仕掛けをするとこうなっていくんだ」っていうのがわかると、もっと夢が広がると思いますね。
野村 あとは国際化ですよね。今まで自分たちがやってきた仕事プラス、自分が担当してるアーティストや音楽が海外の人に聴かれたときにどう思われるんだろう、っていうところまで考えるようになってきてる。インターネットも含め、今はそういう変化がどんどん起こっているから、これから先も面白い可能性が広がる業界だと思います。
headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140526-00000462-bark-musi
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