鬼龍院翔

【テレビ】NHK「情報まるごと」鬼龍院翔インタビュー全文書き起こし

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5/22(木)14:05~14:55 NHK「情報まるごと」でゴールデンボンバー鬼龍院翔がJASRAC賞 金賞受賞のインタビューの模様がオンエアされました。インタビュー全文書き起こしました!



5/22(木)14:05~14:55
NHK総合「情報まるごと」
鬼龍院翔、JASRAC賞 金賞受賞のインタビューの模様がオンエアされます。
※お住まいの地域のテレビ番組表をご確認ください。
※当日のニュースによっては放送延期になることもございます。予めご了承ください。
http://sound.jp/g_b/kokuti/kokuti_tv.html




 
【動画】
鬼龍院翔インタビューは12:54あたりから




 
鬼龍院翔独占インタビュー部分書き起こし
テロップ:鬼龍院 翔さん 曲作りに込めた思い
鬼龍院翔:一番大切なのは、あの~自分が納得がいく曲を作ることだと思いますんで
僕の曲作りで心がけているのは自分がいいと思ったものをとりあえず信じるしかないと
自分が耳に触れて「あぁこれはいいな」と思ったものをとにかく自分なりに表現するということを心がけてやってます

WANDSさんとかT-BOLANさんとか、あとFIELD OF VIEWさんとか。
もちろんB’zさんとかは長くやってらっしゃるからその時期も聞きますけれども、あとやっぱもうちょっと古くなると西城秀樹さんとか。
家で有線をずっとこう流しているんですよ、その年代の。
で、「この曲いいな」と思ったら研究するというか…これはいったいどんな構造になっているのかって。
再現というか、この頃の音楽がなんかやっぱりいいじゃないかって。改めて、大人になってから思ったんですよ。
だから30代の方々とかはやっぱそこらへんが響いているんじゃないですかね。
やっぱり、音楽作る人って古くてださいものを好まなかったりする人がいるじゃないですか。
古いものってダサいって言われちゃうから。
だけども、いいものはいいと僕はもう思ったので、それを提供していこうと思って作ってます。

※ここで女々しくてのPV
インタビュアー:今回受賞した「女々しくて」。鬼龍院さんが過去に実際に体験した失恋を歌ったものです。なぜ恋人を奪った男への嫉妬心を歌にしたのでしょうか。

鬼龍院翔:僕が思うに、いやこれは正解ではないとは思うんですけども、前向きな曲が多すぎるんじゃないでしょうかね。
前向きな曲が多すぎてもう麻痺しているんじゃないですかね(笑)みんな(笑)。
なんでしょう…「夢をあきらめるな」と歌われても麻痺しすぎてて、当たり前の言葉みたいな風に入ってこないと思うんですよ。
だからこそ…う~ん…もしかしたらこういったちょっとあまりポジティブすぎない曲に耳を傾けてもらえたのかなとは僕は思ってます。

シンガーソングライターってあの~いろんな人生の場面で曲を作るものらしいんですよ。
たとえば嬉しい時・悲しい時とか。だけども僕の性質がだんだんわかってきて、僕は嬉しい時に曲は作らないんだなと。
悲しいときに曲を作る。ポジティブよりもネガティブな感情の専門の作家であると気付いたんですよ(笑)。
だから僕がもう「何してても幸せだな」となったら曲ができなくなっちゃうんですよね。
だから自分を幸せなポジションに置かない。というの今はを心がけていますね。

インタビュアー:音楽に対してまっすぐに向き合っている鬼龍院さん。最後に気になるのはやはりこの質問。できればことしも紅白(歌合戦)に?
鬼龍院翔:いや、本当にm(__)mもう本当にそれは本当にm(__)m。
インタビュアー:まぁでも、女々しくて以外の楽曲でも…
鬼龍院翔:いやもう全然また3年もうそれでまた「女々しくて」でお願いします。また「女々しくて」でお願いします。もうはいぜひ。はい。
ここまで来たらあの別に誰の曲でもいいですm(__)m

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→スタジオ戻る
男性アナウンサー:(笑)いやいやいやいや~是非あのご自身の曲で、と思いますけどね。でもあの、一言一言考えながら伝える話し方といいますか…誠実な人柄を感じますね。
山室桃(科学文化部):そうですね、わりと奇抜なパフォーマンスに目が行きがちなんですけれども、お話の中で印象に残ったのは、曲をかくことというのは魂を吐き出すことだっていうことを鬼龍院さんおっしゃってたんですけれども…。
で、あの実はゴールデンボンバーというのは大手のレコード会社と契約をまだしていなくて、メジャーデビューしていないんですね。
でもあの、デビュー当時からあえて自主制作で曲を発表し続けていて、それがどんなに売れても曲作りに対する姿勢を崩したくないということですとか、エアバンドとか、新しいスタイルといったゴールデンボンバーらしい持ち味につながっているんじゃないかなと感じています。
男性アナウンサー:「自分がいいと思ったものを信じるしかない」ということでしたけれども、音楽性というものはどう風に評価されているんでしょうか。
山室桃:はい、今回ゴールデンボンバーの楽曲について、長年日本の音楽シーンを見てきた音楽評論家の冨澤一誠さんに伺いました。
→VTR
冨澤一誠:鬼龍院くんの書いてる詞を見ると、等身大の自分のメッセージになっていることは事実なんですよね。もう一つは曲の構成が極めてちゃんとできているっていうね。
サビのフレーズ?サビ勝負なんですけど、サビの繰り返しのフレーズ、これはやっぱり相当計算しつくして作っていると思うんですね。
あとですね、みんな派手な格好をしている。派手な格好は何でかというと、実力がない人が派手な格好をすると「アイツばかじゃないの」という話になってくるが、彼らの場合パッと見た瞬間「こいつら何?」と思わせておきながら曲がちゃんとしてるから「こいつら本当はすごいんだけれどもがわざとやっている」ということになる。だから演出効果も倍になっているということだと思うんですね。
あのサザンも最初に出てきた時は「勝手にシンドバッド」でランニングスタイルで出てきたんですよね。「何あいつら」ってことでみんな一発屋だと思っていた。
そのサザンが今や日本を代表するスーパーグル―プになった。たぶんあの段階で予測していた人はいないと思うんですよね。
鬼龍院くんも同じようなにおいがしますよね。桑田くんと。
だから「ひょうきんな天才」。「あいつおもしろいよね でも本当はすごい」ということがうける要素。
山室桃:カラオケで歌われる理由は曲の魅力?
冨澤一誠:「こういう詞・曲があったらいい」とみんな思っているはずですよね。歌ってみて「やっぱりちょっと合わない」とか。ピタッとはまったものにみんな行くと思うんですよね。だから、ピタッとはまったものが「女々しくて」が一番多かったということでしょうね。
いま時代が必要としているメッセージだろうし、時代が生んだ名曲の部類に入ってくるんじゃないかと。
そうしないとあれだけカラオケで歌い続けられるのは考えられないですよね。
→スタジオ戻る
アナウンサー:強いメッセージをもって、人々の心に届いた曲っていうのが人気であり続けるというのは、実は昔も今も変わらないのかなという気がしますね。どうですか、女々しくてはこの先も人気続きそうですか?
山室桃:そうですね、実際に鬼龍院さんも女々しくてが10年20年30年先と歌い続けられる曲になって欲しいなぁということはお話していました。
アナウンサー:見ていきますと、今街中でかかっている曲が来年のランキングに入って来るかもしれないっていうことですよね。
アナ雪の話題などに移る





 
冨澤一誠さんとは…1951年、長野県須坂市生まれ。1970年に長野県長野高等学校を卒業し現役で合格した東京大学文科三類に入学するがすぐに中退。歌手を志したが挫折し、1971年、20歳から音楽評論活動に専念するようになった…とのこと(ウィキペディア調べ)
富澤一誠の「俺が言う!」 – 公式ブログ
http://tomisawaissei.blog72.fc2.com/
音楽評論家富澤一誠氏の 「俺が言う!」(公認)なう。 Age Free Music!推進!
http://www.universal-music.co.jp/otonaongaku/




 

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